オーム電機の電源タップHS-T63HJ3-W 00-2219を修理する

 使っていたら左から2番目が通電しなくなり使えなくなってしまいました。しかも振るとカラカラ音がします。修理しましょう。

分解

 ボケて六角でネジを回してしまいましたがよく見たらこのネジ穴ユダヤ人マークですね。

 開けました。カラカラ音の原因はタップの下にある白い正方形の小片2個です。焼け焦げた跡が見当たらないのに通電しないのは変ですね。

原因

 金色の接点を見ると、下図中央の差込口の部分は開放されていますが、その左の接点は白い小片で押さえられているのが分かります。つまり小片が割れ、接点が開いたせいで通電しなくなったという事です。

特許技術の過熱保護だった

 実はこの小片、差込口が150℃以上になると壊れるようになっています。この小片が内部の接点を押さえており、小片が壊れると接点が開放されて通電しなくなるという仕組みです。メーカーのWebサイトに『特許(第5853076号)技術採用で異常過熱をしっかり検知、150℃遮断機能で安心の電気火災対策』なんて書いてましたけどこういう仕組みなんですね。しかも同じ機構がL側、N側両方に付いているので冗長性も確保されているし、絶縁体なので飛び散って短絡するおそれも皆無と。素晴らしい。

 上図は特許文献から。7Aが小片、3と52Aが接点ですね。小片は文献で「位置規制部材」と名付けられています。

 なお発明者はオーム電機の社員……ではなく王傳勝という台湾の研究者で、歐特科技という組み込み設計やITコンサルを行う会社の責任者でもあるようです。オーム電機とはどういう関係なんでしょうね。

修理(?)

 仕組みが分かったら後は簡単で、接点を電線で短絡します。オラーーーー!!!!

 色々突っ込まれそうですがもう片方の過熱保護は生きているのでこれで行きますよ。

 無事通電するようになりました。皆さんも同じ症状が起きたらやってみましょう。

終わり

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