名古屋 川原神社の動物達

 某用事で名古屋へ行ったついでに立ち寄ったので。

 川原神社は名古屋市営地下鉄鶴舞線の川名駅から北へ徒歩6分。池に亀が多く棲んでいる事で有名で、民家に亀が迷い込んだら酒を飲ませて(は?)池に返す風習があるらしい。流石に熱田神宮程ではないですがそれなりに開放感のある広々とした境内です。参拝客はちらほらいて概ね10分に1組位のペースでした。

 その亀達にあげる用の餌が社務所で買えます。1袋100円で大人の拳位の量がありめっちゃ多いです。神社の亀って池を覗き込んだだけでワラワラ寄って来るから面白いですよね。

 で、亀と同時に寄ってくるのがコイツら。

 どうも落とした餌のおこぼれを貰おうとしているらしく、餌袋を持って池に近づいただけで20羽以上やって来ます。何なら靴に乗られたりつつかれたりしますし、落下途中の餌を食おうとして飛んで来る奴もいました。コイツらに奪われないように池に落とすのがまあまあ難しい。

 餌をあげるだけの動画

 全部あげ終えると近くの電線に戻って行きます(以降別の人が同じ餌をやり出すとループ)。

 一方この神社にはカラスも棲み付いてます。観察したところこの付近はハシボソの縄張りで、社殿裏手の森はハシブトの縄張りになっているようです。私はカラスは割と好きな方で、理由はこの後にも書きますが人間味があるから。

 カラスは雑食なので当然亀の餌も食える筈ですが、ここに住んでるカラス共は鳩に加勢して人間のおこぼれを貰うことはしません。ヤツらが動くのは、鳩がより高級な(珍しそうな)餌を食い始めた時です。

 その象徴的な写真が↓。

 誰か(自分ではない)が落としたご飯に鳩が群がり始め、そこから数分も経たない内に2羽のカラスがやって来て、大きい塊を鳩から強奪した様子です。

 残った僅かな米を争う者

 諦めてその場を去る者

 つまりここのカラスは、1袋100円しかせず1日に何度も食う機会のあるチープな餌は鳩にくれてやって、珍しそうな餌が来た時だけ横取りしているという事です。ヤツらなりに鳩へ配慮してるのか、ただただ強欲なのか。

 2羽の鳩が「あいつら欲張りすぎだろ……」「流石に引くわ……」みたいに顔を合わせて去って行くのが面白い。

 そしてカラスは餌を水に漬ける事がありますよね。丁度今回がその時で、多分粘着質で食べ辛いのか砂まみれだから洗いたいのか、飯の塊を池に浸し始めたんですが、当然バラバラになって沈んで行くので全然食えなさそうで笑っちゃうんすよね。

 その後私も腹が減ったんで、池から少し離れた所でおやつを食うことにしました。まあこの距離でも一部の鳩に見付かるんですが……するとあのカラスがやって来てチラチラ見てきます。「え、何食ってんスか?」「別に要らないッスけど少し見せてくれませんか?」みたいな。絶対欲しいだろお前。

 カラス(というか鳥類全般)にとって良く見えるのは真正面ではなく左右の方らしい。上の写真でも横目でこちらを見ているのが分かります。且つ背を向けているので逃げやすい体勢を取っているのでしょう。

 やり過ごすつもりで放置してたら3羽も集まってしまいました。左が最初から居た一番若そうな個体、右はそのきょうだいっぽい。真中は老けて見えるので親かも。コイツら結構面白くて、目を離している間だけ少しずつにじり寄って来たり、目線を向けるとあちこち見回して知らないフリしたり、私が「あ、UFO!」みたいに明後日の方角を向くと同じ方を向いたりするんですよ。何というか、人間味がある。面白いんで10分位遊んでしまいました。

 あんまり露骨に餌やりするのもアレなんで立ち去ると、足元にあった僅かな食べこぼしを持ち去って行きましたと。ほらやっぱり欲しかったんじゃないか~

 こうやって神社は綺麗にされているんですねえ(?)

 次の日に同じ場所に座ってみたらまた一番若いのが来ました。一応警戒はしているというか小賢しいというか、私が下向いてスマホイジイジしてる時だけサイドステップで近づいて来るんですよね。しかも正面からじゃなくて視界の右側から。もう餌は持ってません。

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