ラジオ体操を流す豚をラジコンに改造する(2)

(前回)

 今回は豚の中身を開けて様子を見ます。

分解

 ネジ4本を外せばこのように分解できます。持った感じで大体予想は付いてましたがスカスカです。
 ボタンはノートパソコンのキーボードと同じタイプ(ラバースイッチというらしい)でした。音源が入っているICは、おもちゃによくあるChip on Boardなので何を使っているかは分かりません。

 基板の右下にR1/R2の枠があり、R1に印が付いています。この豚はラジオ体操第1なので、鳴る音源を区別しているのでしょう。
 こういうのって、共通の基板を使って、外付け部品の有無で鳴る音を変えているのではと思いました。実際、サウンドロップというガチャガチャのおもちゃは、短絡させるランドによって鳴る音を変えることができます。これももしかしたらラジオ体操第二が流せるのでは?

 スピーカはおもちゃでよく使われてる緑色のやつでした。8Ωです。偏見ですけどこの手のプラスチッキーなスピーカはあまり音が良くないイメージがあります。これは交換ですかね。

 スピーカをはめる部分はトンネルのようになっていて、音の回り込みは抑えられていそうですが、下部が電池ケースに浸食されています。この浸食されているのも取り除けば、多少音質はマシになるんでしょうか。

回路図

 U2は昇圧ICで、3V→5Vにしています。マーキングは「W8W」でした。型番不明です。ちなみにネットで検索すると、別の方がU2を部品交換して修理した投稿を見つけました。その写真に載っていたU2はBL8530で、マーキングは「E50D」です。同じ豚でも異なる部品が載っていることになります。そしてBL8530が載っている基板には、今回未実装になっていたD1が実装されていました。同じく未実装のC2は何でしょうね、何かあった時用の予備?

第二は流せないっぽい

 次にChip on BoardのU1について。このICが仮に、ラジオ体操第一と第二の2種類の音源が収録されていて、外付け部品によって鳴る音源を切り換えているとすると、怪しい部品はスイッチ手前のR1しかありません。しかし第二を流そうとしてもどうもうまくいかず、R1を取り外してみるとか、抵抗値を変えてみるとかしても、結局ラジオ体操第二は流れませんでした。生板は共通で、ICは第一と第二とで分けて実装しているということなんでしょうかね。この答えは第二バージョンの豚を買って分解すれば分かることなんですが、まあそこまではしなくていいや。

音質はあまり良くなかった

 基板のスピーカ出力と録音器とを接続して、音源を収録しました。どの道基板は交換なので。
 で、パソコンでMP3にして聞いてみたところ、これがとても低音質で、まるでトランシーバを通したような粗さの音でした。これはちょっと高音質化は無理そう~

 でも一応粘ってはみました。「やってみたけどダメでした」は大事ですからね、何事も。最近はAIで高音質化できるツールがあるようで、これを使えばザラザラの音源も綺麗にできるだろう。
 と思ったんですが、まあ無理でした。

元の音源

AI適用後

 うーんこれはダメですね。これなら何もしない方がマシです。

タイトルとURLをコピーしました