汎用ロジックICでデジタル時計を作る(4)

(前回)

 続けて曜日表示部分の製作と、ケース加工の寸法決め等を行っていきます。

曜日表示部分の製作

 曜日表示部分には、日曜~金曜までの各曜日を7つのLEDで表し、さらに、時計の動作状態(時間調整中、充電中、減光中)も表示させます。
 基板自体にはLEDが並んでいるだけですのでさっさと作ってしまいましょう。

 特に心配するような要素はありませんが、曜日表示の部分だけ光らせておきます。月~金は緑色、土曜は青、日曜は赤で表現しています。同じ駆動電流でも色によって明るさが異なるので抵抗で電流調整しています。
 5個の緑LEDは常に1個しか光らないので、アノードを共通接続し、470Ωの抵抗1本のみで電流制限しています。

ボタン・スイッチ類の接続

 既に製作した電源・分周等の回路および時間調整回路には、時間調整用のボタンや減光スイッチを接続することができます。

 丁度プッシュスイッチは昔買ったものがあるので、これを使ってしまいましょう。

 基板に接続しました。

 こういった端子間の配線を行う際、私はよくペーストを使用します。買って放置して足がサビサビになった部品なんかはこれで簡単に半田付けできます。買った当初は白色でした。

ケース加工図面作成

 ついでにケースの加工準備もしてしまいましょう。下の図は今回使用するアルミケース、リード社のP-102(W250 H50 D100)です。まさか希望の寸法にぴったりなモノが見つかるとは……

 で、コイツに穴開けをするための図面を書き起こします。
 要はどこにどんな穴を開けるかがわかればいいので大雑把に。実寸大で印刷すれば、ケース本体に重ねるだけで正確に加工できます。

 というわけで、曜日表示部分の製作とスイッチ類の取り付け、ケースの加工図面の作成を行いました。

(続き)

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