
ツインテが根元からポッキリ折れてしまったので、真鍮線で修理します。
経緯
初音ミク 10th Anniversary Ver.のフィギュアを掃除しようと持ち上げた際、右側のツインテが折れて落ちかかっていることに気付きました。

頭に挿す部分が根元から折れてしまっています。なにせ1/7スケール(高さ約25cm)でツインテ自体にそこそこ重量があり、購入から7年も経っていたので劣化だと思います。はあ…⤵
一時期サイドテールミクが流行ったのでこれはこれでアリか?と思いつつ修理することにしました。
修理
折れた部品同士を真鍮線で連結します。ここは力が加わりやすい部分で、安直に接着剤で付けただけだと再び折れる可能性が高いので二度と折れないようにしてやります。修理に当たっては以下の記事を参考にしました。


ヨドバシでφ2.0mmの真鍮線を買ってきました。強度が欲しいのでできるだけ太めの物を選びます。プラ棒にすると多分また折れるので金属製の方が良いかと。

ピンバイスで右側から穴を開けます。ビット径は下穴0.9mm→2mmの順です。このとき2個の部品を連結した状態で穴開けすることにより、部品間で穴の軸が曲がるのを防ぐことができます。左側のツインテ本体には深さ5mm程度の穴を開けました。

試しに真鍮線を通してみます。若干軸が曲がってしまったものの接着面が傾いていなければ問題ないです。

次に接着面をヤスリで平らにします。もし前工程で接着面が傾いていた場合はここで修正します。

この時点で真鍮線の長さが決まるので、埋まる部分をヤスリで傷つけ、接着剤の食いつきを良くするとともに摩擦力を上げて抜けを防止します。

真鍮線に瞬間接着剤を塗布し、ツインテに挿して固定します。手早く力を込めてやらないと途中で引っ掛かるので注意。穴からはみ出た接着剤は次工程で邪魔になるのでティッシュでサッと拭います。

※穴に接着剤を流し込んで真鍮線を挿すと、上図のように接着剤が穴に押し込められて真鍮線が途中で止まってしまうので注意。瞬間接着剤の場合、密閉されると固まらなくなるので液体が穴の中に残ってしまいます。

次に折れた部品を挿して接着します。ここも手早く。これでツインテが直りました。

最後に元通りに取り付けて修理完了です。